本番で差がつく「時間配分」

中小企業診断士一次試験がいよいよ目前に迫ってきました。

受験される皆様は知識の最終確認に力を入れていると思います。しかし、本番では知識だけではなく、「時間配分」も合否を左右する重要なポイントになります。

そこで今回は、「財務・会計」の時間配分について解説した動画を公開しました。

財務・会計は時間との勝負

一次試験の「財務・会計」は60分という限られた時間の中で、多くの計算問題を処理しなければならない科目です。

実力が十分にあっても、時間配分を誤ると最後まで解き切れず、本来取れるはずの得点を失ってしまうリスクもあります。特に、前半の会計分野で見慣れない論点や難易度の高い問題が出題されることがあります。

真面目な方ほど、「何とか解こう」と時間を使ってしまい、その結果、焦りが生じて本来得点できる問題まで落としてしまうことがあります。

私がお勧めする解き方

動画では、まず後半の財務(ファイナンス)分野から解くことを提案しています。

もちろん、すべての方に当てはまる唯一の正解というわけではありません。しかし、ファイナンス分野はNPV、CAPM、ポートフォリオ理論、CVP分析など、過去問でも繰り返し出題される典型論点が多く出題される傾向があります。

まず得点しやすい問題を確実に取り、その後に会計分野へ戻ることで、精神的にも余裕を持って試験を進められる可能性があります。

行動経済学には「アンカリング効果」という考え方があります。
人は最初に受けた印象に、その後の判断が大きく影響される傾向があります。試験でも、開始直後に難問へ遭遇すると、「今年の財務・会計は難しい」という印象が形成され、その後の問題にも必要以上に慎重になったり、自信を失ったりすることがあります。だからこそ、まずは典型論点の多いファイナンス分野から着手し、確実に得点を積み重ねることで、落ち着いて試験全体を進めるという戦略も有効と考えます。

事前練習は不可欠

もちろん、本番で初めてこの方法を試すことはお勧めしません。動画をご覧いただき、ぜひ過去問を利用して「後半から解く方法」を一度試してみてください。

自分に合った時間配分が見つかれば、本番でも落ち着いて問題に取り組めるはずです。事前に戦略を決めておくことで、焦ることなく実力を発揮しやすくなります。

皆様がこれまで積み重ねてきた努力を十分に発揮し、合格を勝ち取られることを心より願っています。

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