令和6年診断士1次試験 財務・会計 予想問題2問
中小企業診断士試験1次試験まで残り2ヶ月弱となりました。
「超直前期」というわけではないのですが、財務・会計の予想問題(出題可能性は高くないと思います)を2問、動画配信しています。
インボイス制度
1問目は、「インボイス制度」の仕訳問題です。
2023年10月からスタートした「インボイス制度」ですが、「適格インボイス発行事業者」でない事業者と取引した場合、仕入に係る消費税額の一部が控除できないという経過措置に関する論点を取り上げました。
実務においてもかなり煩雑な処理が要求されていることからも、「出題可能性がある」と考えました。
工事契約(工事損失引当金)
2問目は工事契約に関する収益認識の問題です。
令和5年に「新収益認識基準」の問題(適用指針の設例の数値換え問題)が初めて出題されました。恐らく、正答率は低かったと思います。
正答率が低かった問題が連続して出題される例(サスティナブル成長率がR4年とR5年に連続して出題)もあり、その関連で工事契約に関する「工事損失引当金」(適用指針の設例)を取り上げました。
新収益認識基準の適用により、従来の工事進行基準は2021年4月をもって廃止されましたが、工事契約に関する収益認識自体は新収益認識基準の中に盛り込まれたので、(長期)工事契約の会計処理自体の出題可能性がなくなったわけではありません。
盲点として出題される可能性があると考え、予想問題としました。