直接原価計算と損益分岐点分析
動画の概要
直接原価計算と損益分岐点(CVP)分析の論点解説動画です。
直接原価計算では、直接原価計算と全部原価計算の利益の差異の原因について、固定製造間接費の簡単な「転がし計算」を通じて理解いただければ幸いです。
また、直接原価計算では総費用を「固定費」と「変動費」に分解しますが、これによって短期利益計画が立てやすくなります。
そこで、(直接原価計算の)短期利益計画ツールとしての損益分岐点(CVP)分析の基本論点を確認します。
利用する過去問は平成28年第8問ですが、過去問の詳しい解説は別の動画解説に譲り、本動画では問題構造の把握を行っていただければと思います。
動画の特色
数値データが単純な過去問を用いて、計算ストレスなく、直接原価計算やCVP分析を理解していただくことを目的としました。
CVP分析では、「限界利益図表」を用いて、初歩的な損益分岐点の求め方をおさらいし、次に頻出論点である「目標利益額達成のための売上高」の求め方を確認します。
最後に複合論点として、変動費や固定費の変動に加え、目標売上高利益率を達成するための売上高を求める方法を確認します。
「目標売上高利益率」を問う問題は、診断士第1次試験の過去問(平成19年~令和4年)を見る限り、まだ出題されたことはない問題と思われます。
やや難度が高い問題ですが、出題可能性があると考えられるため、今回取り上げました。
最後に、損益分岐点(CVP)分析については、「限界利益図表」を用いて(イメージして)解いていくことをお勧めします。
慣れてくれば、頭の中で「限界利益図表」がイメージ出来て、簡単な問題であれば、ある程度暗算で処理できるようになります。
本動画を利用して、損益分岐点分析が得意になっていただければ幸甚です。